業界記事

県が構想10件を提案/国からの認定目指す/地域再生計画

2004-01-21

 県は、地域経済の活性化や地域雇用の創造を推進するため国が権限移譲などの支援措置を行う「地域再生」計画として10件の構想を国に提案した。主な構想は<1>構造改革特区を補完するものとして「つくば広域都市圏活性化プロジェクト」(つくばエクスプレス沿線での緑豊かな環境共生住宅地の形成など)<2>県央地域ユニバーサルデザイン推進プロジェクト-など。
 地域再生計画は、地域の産業や資源を活用することで地域の活性化などを進めるため構想された。
 国が進めている構造改革特区は、地域の特性に応じた規制の特例措置であるのに対し、今回の地域再生計画は、規制の特例に加え、許可権限などの移譲、補助金の要件改善、各府省が行う各種支援策の連携・集中など、幅広い支援措置をとることで地域経済の活性化などを図ろうというもの。
 県が今回提案したのは10件で、そのうち全県を対象とするものが1件、地域を限定したものが9件。また、先ごろ認定された特区を補完する構想を3件含んでいる。
 そのうち県央地域ユニバーサルデザイン推進プロジェクトは、同地域では、やさしさのまち桜の郷整備事業(茨城町)、県立友部病院など医療・福祉施設の集積(友部町)が進んでいるため、高齢者や障害者だれもが快適に暮らせる街づくりを推進していくもの。具体的には、駅舎や道路などのバリアフリー化の推進、福祉機器・住宅改修技術の研究開発促進などを構想しており、これら施策のモデル地域として集中的・重点的な整備を進めていくことを狙っている。
 地域再生計画に係る今後のスケジュールは、来月下旬に国が「地域再生推進のためのプログラム」を決定し、3月に地域再生関連法案を提出。その後、5月上旬に地域再生計画第1次申請、6月の地域再生計画の認定、となっている。
 県が提案した10件の構想は次のとおり。
【観光農業を振興するための構想】県域プロジェクト
◆温泉施設を活用した観光農業推進プロジェクト…<1>農産物加工施設・販売施設整備への民間企業参入促進<2>市民農園開設など民間企業参入の促進<3>観光農業プランの展開とPR。
【地域資源を活かした交流拡大のための構想】地域プロジェクト
◆茨城グリーンふるさと交流圏魅力アップ・プロジェクト…<1>森、川を体験フィールドに整備・活用<2>NPO等が遊休農地を市民農園として利用<3>廃校をグリーンツーリズムの拠点として再利用。
◆霞ケ浦レイクツーリズム推進プロジェクト…<1>湖水浴場の再生や湖岸道路の整備などにより親水性をアップ<2>産学官連携による水質浄化の推進。
◆鬼怒・小貝花と水の交流圏形成プロジェクト…<1>田園地区や歴史遺産などを結ぶウオーキングトレイルの整備<2>河川敷地を活用して自然環境教育やフィルムコミッションを推進。
◆カシマスポーツ交流空間創造プロジェクト…<1>サッカーなどスポーツ合宿の促進<2>創設非農用地をスポーツ施設や休憩サービスなどの施設に活用。
【首都圏の拠点となる先進の都市づくりを推進するための構想】地域プロジェクト
◆つくば広域都市圏活性化プロジェクト…<1>研究機関の集積を活かした科学技術体験まちづくりの推進<2>つくばエクスプレス沿線での緑豊かな環境共生住宅地の形成<3>産学官連携の推進による新事業創出。
◆ひたちなか地区の土地活用および港湾利用推進プロジェクト…<1>企業立地促進による国際港湾公園都市づくり<2>上陸許可手続きや検疫の利便性向上による使いやすい港づくり。
◆鹿島経済特区推進プロジェクト構想…<1>石油4法の権限移譲による世界に通用する競争力の高いコンビナートづくり<2>次世代エネルギー供給の推進など素材産業を中核とした多様な産業集積。
【農業を振興するための構想】地域プロジェクト
◆いばらき常総大地における大規模園芸産地の育成…<1>新規就農者の受け入れ促進、農産物加工施設の整備促進などによる園芸産地づくり<2>野菜指定産地取得促進による農業経営の安定、向上。
【高齢者・障害者だれもが快適に暮らせる街づくり】地域プロジェクト
◆県央地域ユニバーサルデザイン推進プロジェクト…<1>駅舎、道路などバリアフリー化の推進<2>ホテル、観光施設におけるホスピタリティーの向上<3>福祉機器、住宅改修技術の研究開発促進。

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