業界記事

支援事業を概算要求/国産材の新流通・加工システム

2004-01-20

 林野庁林政部は、木材産業の現状等を話し合う「国産材新流通・加工システム検討委員会」がまとめた最終報告書について、同委員会の提案に沿った取り組みを支援する事業を16年度予算として概算要求をしている。
 これまでの話し合いでは、国産材を利用して大規模需要者の求める品質や規格のほか価格や供給の安定性等の諸条件に合致する製品を供給していくために、新しい流通・加工システムのあり方を検討。それらを構築するための木材供給の各部門製品流通加工原木流通素材生産、林業経営における必要な対策などについて15年3月から話し合ってきた。
 同委員会での最終報告における主な発言事項は次の通り(抜粋)。
【立木調達における取組について】
 森林の資源状況等のデータベースは、伐採林分の取りまとめへの活用にとどまらず、伐採後の再造林等に活用することが重要◇データベースの管理、活用の中心的担い手として、森林組合の役割が極めて重要◇データベースを十分に活用するための人材育成等も併せて行うことが必要
【素材生産における取組について】
 高性能林業機械は、故障した場合の修理や部品の供給への対応も課題◇間伐ばかりに焦点を当てるのではなく、小面積皆伐の重要性にも着目すべき
【原木流通における取組について】
 山元から加工工場への直送ばかりでなく、原木市場主導の新しい流通も提言している点は評価◇合板原料として利用する国産材は、低質材ばかりではなく、表面の化粧用として中目材が必要◇原木が強度や含水率等によりしっかり選別され、多用途に配材されることが重要
【製品加工における取組について】
 原材料の集荷に係る物流コストの削減には、運送業者や他産業との連携により、空荷の発生を極力回避することが不可欠
【製品流通における取組について】
 需給間に安定した取引関係を構築することが必要であり、製品問屋等の役割も重要
【体質強化における取組について】
 川下のマーケットから見た事業計画を作成することが重要◇新しいシステムにおいては、中核的な事業体として、川下の事業体、できれば住宅供給者が参加することが成功の鍵
【全体システムの要点について】
 需要者のニーズに対応できる供給側の企業連携が重要

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