業界記事

舗装工3000㎡以上で適用などi-Con本年度方針

2017-05-27

 北陸地方整備局は、本年度のi-Construction実施方針を示した。試行を開始する舗装工事は発注者指定型と施工者希望型の基準を設定。プレキャストは計画上と実際の工事などで比較検証する。施工時期の平準化は月ごとの稼働率を示した「平準化の見通し」を地域や事務所ごとに作成する。

 ICT工事については、本年度から導入する舗装(路盤工含む)で3000㎡以上は原則適用。内訳は、発注者指定型が本局発注のうち1万㎡以上。施工者希望型は、事務所発注のうち1万㎡がⅠ型、その他がⅡ型としている。
 土工工事は1000立方以上が原則適用。発注者指定型は本官工事(継続)、5万立方以上。施工者希望型は土工量1万立方以上がⅠ型、その他はⅡ型としている。
 港湾浚渫工事も本年度から試行する。発注者指定型と施工者希望型のどちらを適用するかについては、今後、個別に検討。
 効果の検証も予定しており、北陸ICT戦略推進委員会の「施工部会」と「測量・設計部会」で課題などを抽出し今後の取り組みを検討する。開催時期は、検証結果を工事へ早い時期に反映させたいことから「できるだけ早期に開催したい」(技術管理課)との姿勢を示している。
 CIMについても方針を設定。ICT土工工事とICT舗装工事を対象に、対応可能なものについて3次元測量・設計を実施する。
 関係者協議に向けては事例集も作成する予定。ボックスカルバート(現場打ち)など詳細設計で3次元モデル化と数量計算を実施し、2次元設計との比較も試行する。
 規格の標準化も本年度は検証する。大型コンクリート構造物のプレキャスト化で、予備設計段階と施工済み箇所で、机上と実施工事との比較検証を行う。また、活用事例集は出先事務所など施工例を集め充実を図る。
 施工時期の平準化では、3月に公表となった工事稼働状況を表した「平準化の見通し」を、整備局管内全域のほか、事務所単位やブロック(上、中、下越など)単位に分け、3カ月ごとに作成する。また、設計の前倒し発注に向け、整備局内の関係課で情報共有を図り早期発注などに努める。

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