業界記事

新潟山潟南部連絡道で小委員会が3ルート案示す

2017-03-30

 北陸、東北の両整備局で組織する社会資本整備審議会道路分科会の第5回東北・北陸地方合同小委員会(委員長=浜岡秀勝・秋田大学理工学部システムデザイン工学科教授)が28日に開催された。新潟山形南部連絡道路(関川~小国)の3つのルート帯案が示され、おおむね了承された=ルート図は第3面=。

 新潟山形南部連絡道路は、日本海沿岸東北自動車道と東北中央自動車道を結ぶ地域高規格道路。審議対象としている区間は、現在、構造検討を進めている関川~小国の延長約12㎞。
 ルート帯は①市街地側ルート (全線新設)②最短ルート(全線新設)③市街地側ルート(新設+現道改良)―の3案。それぞれルート概要が示され、①は延長約13㎞。市街地近隣を通過するため、製造業拠点などへのアクセス性に最も優れる。②は延長11㎞。最短ルートであり観光交通など域外交通の速達性に最も優れる。③は延長約12㎞。現道改良により市街地からの利便性に最も優れるとしているが、市街地のため支障家屋が多いとするデメリットも示された。
 サービス速度は、3ルート全て時速60㎞または時速80㎞だが、③については現道改良区間のみ時速60㎞。
 また、概算整備費も提示。内訳は①260億円~310億円②300億円~350億円③260億円~310億円―。ただし、今後のルート検討や土地利用状況などにより金額や数量が変更になる可能性があるとしている。
 審議では、委員から③ルートについて「トンネルはどれぐらいの延長になるのか」などの質問があがった。事務局では「全区間ほぼトンネルになるのでは」との見通しを示した。
 今後の予定については、次回の小委員会で対応方針案を検討。その後、おおむねのルートを決めたいとしている。
【写真=ルート帯案が示された委員会】

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