業界記事

サッカーなどできる施設に/総合球技場の整備検討委員会

2016-08-26

 県内への総合球技場整備について検討する県の委員会の第3回会合が25日に開かれ、総合球技場のあるべき姿などを協議した。県ではこれまでの意見を集約し、サッカーやラグビー、アメリカンフットボールなどができる総合球技場の整備を前提に検討を進めていくことを委員会に示した。
 検討委員会は県内外のスポーツ団体関係者などで構成し、本年6月に発足。議論や視察を行っている。
 第3回会合では県が、これまでの議論を受け総合球技場について、県関係団体や県民からの整備要望があることや、全国で球技場建設の動きがあること、甲府市郊外に設置されるリニア中央新幹線の新駅周辺に県が構想しているリニア環境未来都市の拠点施設となり得ることを説明した。
 あるべき姿については、立地では、リニアの優位性を十分に生かすとともに、環境と調和した山梨らしい総合球技場とすることが必要としている。
 機能については、地域の発展の可能性を広げるため、サッカーやラグビー、アリカンフットボールなどができ臨場感や躍動感が感じられ、地域の活性化に貢献し、気軽に集え、災害発生時に防災拠点の役割を担う総合球技場が重要とした。
 整備・運営については、財源確保で県民負担を軽減すること、事業化にあたってはPFIなどの導入検討が必要という意見がある。
 委員会ではそのほか、収容人数などの施設規模や施設に加える機能例などについて協議した。
 今後は整備・運用手法や整備候補地の検討を行い、本年末ごろ報告書をまとめる予定。
 総合球技場について後藤斎知事は、本年2月定例県議会で「整備を前提に検討委員会を設置し、施設の機能、規模、建設場所、運営方法などの検討に着手してまいります」と述べている。
 建設場所については、総合球技場の機能が最大限に発揮できるよう、交通の利便性が高く、本県を象徴する地域となる「小瀬スポーツ公園(甲府市小瀬町)周辺を含めたリニア駅近郊への整備を目指す」と表明。県が検討を進めているリニア環境未来都市における施設として位置付けたいとしている。
 検討委員会での協議に並行して県では、球技場基本構想の策定業務を日本総合研究所(東京都品川区)に委託している。業務内容は①県内球技場の現状と課題の整理②施設概要の検討(サッカーやラグビーなど競技種目の選定、収容人数や施設規模、エコやバリアフリー、モデルプラン、整備費概算)―など。


【写真=検討委員会】

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