業界記事

豊富庁舎耐震補強に3431万円 中央市の補正案

2016-05-28

 中央市は26日、田中久雄市長による6月定例記者会見を開いた。特別工業地区での建築条例制定や豊富庁舎耐震補強費用を盛った6月補正予算など8件の議案を定例会に上程する。
 条例制定は、都市計画用途地域の変更に伴うもの。指定以前から工場が立地している布施第三北部地区と布施第四東部地区、およびリニア中央新幹線の計画ルート上にあたる田富北小学校周辺地区を準工業地域へ変更する計画で、この3地区(A17・1h)が特別工業地区追加される。6月にも開催が見込まれる都市計画審議会に諮問される。
 条例は、地区内において劇場やキャバレー、用途に供する床面積が3000㎡を超える店舗などの建築制限を設けるほか、既存建築物の制限緩和が盛り込まれている。
 一方、一般会計補正予算案第2号(第1号は専決処分)には8497万円が追加されており、豊富庁舎耐震補強改修設計・工事などに3431万円、駐車場用地測量設計委託に297万円、シルクふれんどりぃのサウナ室改修工事などに498万円が計上されている。
 このうち、豊富庁舎(延べ約2347㎡)の耐震補強は豊富中央公民館の機能を2階部分に移転に伴う措置で、2015年度に実施した調査に基づき、耐力度が満たされていない箇所について補強を施す。できるだけ早く公民館機能の移転を行いたい考えで、予算議決後に事業に着手し、順調に進めば年明けにも引っ越しの可能性もある。
 また、駐車場用地測量も本庁舎整備に絡んでの費用計上で、基本計画のなかでは、田富庁舎敷地外に主に職員用となる260台分、面積にして6500㎡の整備を計画している。具体的な用地選定に向けての測量作業となる。
 市議会定例会には15年度の繰越明許費の報告案件も提出され、一般会計では15事業、2億3042万円が翌年度繰り越しとなっている。
 補正予算案の主な歳出は次のとおり。(単位千円)
□一般会計
 〈第1号・専決〉
 【総務費】
◇議場放送設備工事等=1、901
 〈第2号〉
 【総務費】
◇豊富庁舎耐震補強改修設計・工事等=34、312
◇自治会集会施設等建設事業費補助金等=1、025
◇行政事務電算化事業光ファイバーケーブル移設工事等=2、610
◇駐車場用地測量設計委託=2、975
◇戸籍住民基本台帳個人番号カード交付事業委託=7、794
 【民生費】
◇やまなし子育て応援事業システム改修委託=1、512
◇保育対策総合支援事業補助金=1、000
◇児童館運営遊具新設工事等=1、121
◇放課後児童健全育成事業補助金=4、065
 【商工費】
◇シルクふれんどりぃサウナ室改修工事等=4、988
□特別会計
 【簡易水道事業】
◇簡易水道事業修繕=3、000
【写真:耐震補強の費用が盛られた豊富庁舎】
【表①特別工業地区建築条例における建築制限など②主な2015年度一般会計予算繰越明許】

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