業界記事

八ッ場ダム関連で2つの開通式が開催式

2014-10-03

八ッ場ダム建設事業に伴い、工事が進められていた八ッ場大橋(湖面1号橋)とJR吾妻線の付け替え新線の開通式が1日にそれぞれ挙行された。
両開通式では、来賓に佐田玄一郎衆議院議員や笹川博義衆議院議員、須藤昭男県議会議長、長野原町の萩原睦男町長、東吾妻町の中澤恒喜町長らも駆けつけた。
八ッ場大橋の開通式典では、主催者を代表して大澤正明知事が「川原湯地区と川原畑地区が直接つながり、国道145号から川原湯温泉へ直接アクセスすることが可能となった。代替地における生活再建にも大きく寄与するものと確信している」と祝意を寄せた。来賓祝辞後には、テープカットとくす玉開披も行われた。
八ッ場大橋は、L494mの5径間連続PCエクストラドーズド橋。国道145号八ッ場バイパスと一般県道林岩下線とをつなぎ、八ッ場ダム完成後は湖面の最下流に位置する橋梁となる。
一方のJR吾妻線の付け替え新線の開通式典は、川原湯温泉駅の新駅舎で開催。冒頭、主催者である国土交通省関東地方整備局の越智繁雄局長が「八ッ場ダム建設事業は、各地で代替地の整備が進んでいるところ。新線の開通により、代替地の利便性はさらに向上し鉄道による下流地区とのつながりも強くなる。これから八ッ場ダムの完成に向けて着実に進めていく」とあいさつ。
続いて、JR東日本高崎支社の黒岩雅夫支社長は「旧川原湯温泉駅は、多くの人に長く愛され続けた駅だったが、この新しい駅も地域から末永く愛されてほしい」と期待した。
来賓のあいさつ後、駅舎前でテープカットが行われ、新駅の出発式が執り行われた。
JR吾妻線の付け替え工事は、岩島駅から長野原草津口駅までのL約6㎞が八ッ場ダム建設によって水没するために計画。L約10・4㎞の途中に新川原湯温泉駅を整備しながら付け替えた。主要な構造物には、L4489mの八ッ場トンネルやL431mの第2吾妻川橋梁などがある。

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